With Sufi

はるか遠い国トルコへの憧れは
キリムの柄の美しさと重なります

家族や使う人を想って手で織られたキリムは
その柄に愛情の優しさ、時には強さを感じます。

1枚1枚が唯一無二の存在に織り上げられていく様を
見て育ったsufiのオーナーのオスマンさんは
キリムの修復職人の道を選びました。

その話しを聞いて私は
sufiにあるキリムがこんなにも心に馴染む色で
生活に寄り添う柄なのかが分かりました。
時には複雑な柄のキリムの修復もこなされます

キリムが生まれる時を知っているからこそ
その後のキリムを大切に育てていくことは

日本の着物が役目を終えて、布団から座布団
最後にはお手玉に姿を変えていく流れに似ていて

キリムもまたカーペットからマットへ
そしてクッションやバックに姿を変えて生かされていく

小さな端切れの中にも
草木染めの手織りの美しさを残す

そんなキリムを使ってキリムドールを作りました。

唯一無二の手織りの
端切れから生まれるキリムドールは
やはり全てオリジナルの1点ものです。

 

 

 

 

ちなみにキリムドールは素材にもこだわり
キリムに合わせる顔の部分には
アンティークのリネン生地をタマネギ染めして

スウェーデンの麻の刺繍糸でお顔を描いて
草木染めされたキリム用の毛糸で髪の毛をふさふさにしています。

作り出す度、違う表情のキリムドールの中から
自分にぴったりのキリムドールを
見つけて頂けたら楽しいと思います。

sufi

With Soundtrack

色鮮やかなショールは
上質なシルクやアンゴラウールで出来ています

柄は全てハンドドローイング
その個性的な世界観に包み込まれる度
見慣れた日常の風景に流れる音楽を感じます

気がつけばそれは鼻歌

そんな気分にさせてくれるsoundtrackのショール

毎シーズンお気に入りの柄が必ずあって
そのバリエーションに感動すら覚える時
中には小さなひっかけ傷ひとつでB品扱いになることも知りました。

そういうところを上手く取り除いて残りを生かせたら!
そんな発想から今回のコレクションラインは生まれました。

 シルクのほどけかけた糸まで
 愛おしく大切にします
 時には部分的にパーツ分けをして、
 素材や柄をより生かす工夫をするのが
 何より楽しい作業となります。

 ショールの温もりを湛えたまま
 ワンピースになったり
 あの柄もこの柄も縫い合わせた贅沢な
 パッチワークブランケットを
 お楽しみ頂けたら嬉しいです。

 soundtrack